温泉に入るお猿さん (2023.2)

車旅
地獄谷野猿公苑で温泉を楽しむお猿さん

天然温泉に猿が入る姿は、外国人向け旅行パンフレットによく掲載されていて、いつか見てみたい!と思っていました。

そう思って、もう10年くらい経ってしまいました。 そして、そんな自分のことを薄々気づいてきたんです。 いつか行こう!は今行けるときに行かなければ、決して行くことがないだろう、ということ。また来よう、も実現することは結構難しい、ということに。 行くことをためらっているうちに、いつの間にか自分の体力が落ちたり、病気をしたり、周りの家族が病気になって看病したり、仕事が忙しかったり・・ありとあらゆる理由で行きたくても行けない日が歳を重ねるごとに増えていくことを、少しずつ実感してきているので、今は、「今行けるなら、行く!」と決めています。

行きたいところ、体験したいことが多すぎて、考えてみたらこの人生の中で全部消化できるか不安なくらいなので、一つでもやっていく、というシフトチェンジがどうやら40代から起きていますww

さてさて、そんな長い前置きはこのくらいにして、思い立ったら即実行! まずはお猿さんが温泉に入る場所を調べます。すると、地獄谷野猿公苑 にたどり着きます。 今まで温泉に入るお猿さんが雪を被っているので、無意識のうちに雪道運転を想像し自力での車のアクセスが難しいように感じていて、そこまで真剣に行き方をみていなかったのですが、昨年四駆に車を買い替えた無敵(いや無謀?)になったので、いよいよ実現!となったわけです。

ついたその場所は雪景色!

夏もオープンしてるけど温泉に入るのは寒いこの時期ならではのお話。というわけで、がっつり雪景色のゲートをくぐって歩きます。 ところどころ凍ってツルツルなので、スノーブーツが大活躍。朝一番に一人てくてくと歩いていったので、あまり人に行き道は会いませんが、お猿さんには会いました↓

朝、まるで出勤していくかのように同じ行先(温泉)に向かうお猿親子。歩くスピードも一緒ww
時折、道端で立ち止まる子ザルさん。 可愛すぎて、一緒に止まって静かに目で対話を試みる。そーいや、小学校が田舎だったので、学校の先生から猿を見たら目をあわせてはいけない、襲ってくるって習ったんだけど、ここの猿は人に慣れていてそんな感じを受けませんでした。

だいたい20分くらい林道やら階段やらを上ってようやく温泉にたどり着きました。一人静かに雪道を歩いている時間はなんとも贅沢、しかも時折お猿さんが一緒に歩いてくれたので、寂しさもないのです。

たどり着いた温泉は、さっそく入浴中のお猿さんとそれを堂々と覗く?観光客の図。見られていることも気にせずお風呂大好きな子ザルが一匹、水面から頭を出したり潜ってお尻が出てきたり、あまりに「温泉さいこー!」って体現していて、目を奪われてしまいました♪ 可愛すぎます。

真ん中の入浴中の子ザルがマイアイドル! すっかりファンになってしまった

 温泉には自由に入るお猿ですが、人と猿の共生としては、どうやら管理の方が冬の間は餌を与えているよう。 あまり調べてなかったので、自然に山からやってきて、人の手が入らない形での共生かと思っていたので、ちょっと認識が違っていましたが、そうしないと冬を越せない、また観光地化できないという事情もあるのかもです。 自然と人間社会のバランスのとり方って、正解がないから難しいなと資料展示を見ながら考えていました。

ホカホカ温まるお猿さんを見ながら、すっかり身体が冷えてしまった私は、そこからまた雪道を戻り、駐車場近くのカフェ 猿座カフェでまったり。 アップルパイとソフトクリームをいただきました。

ENZA CAFEロゴが可愛いのです

カフェで身体を温めながら、行きたかった場所に来れたこと、やりたかったことを行動に移せた自分がなんだかとっても嬉しくて、今回もいい旅だな~とほっこり。 午前中はお猿さんに癒され、せっかく雪国にきたので、午後は竜王マウンテンリゾートで一人スノボのこそ練に励み、翌日は美ヶ原へ(こちらはまた別でレポートしますね!)  

一人気ままに心の向く場所へ自分を連れて行ってあげる。そんな旅がやっぱり好きです。

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